製品ラインナップ

摩擦圧接機

キタガワのチャック技術を活用した摩擦圧接機です。お客様のニーズに合わせた製品づくりをコンセプトとしており、使い勝手にこだわったカスタマイズ品をご提供いたします。

2面摩擦圧接機

独自技術の『センタードライブ方式』を採用した、2面同時摩擦圧接機です。位相制御、長尺品、異形材の接合を得意としており、サイクルタイム短縮にも貢献出来ます。

キタガワ最大の強みはカスタマイズ力

チャックのカスタマイズ

国内シェア60%を誇るキタガワチャック。
チャック部門とも連携し、摩擦接合に適した専用チャックを搭載

径のレンジを調整可能

ジョーを交換することで、径のレンジが調整可能です。汎用性の高い専用機として活用できます。

自動化ラインと併せてご提案

ロボットを用いたワークの自動投入など、自動化と合わせてご提案いたします。

動画で見るキタガワの摩擦圧接機

SUS304とアルミ合金(A6061)の圧接
133ミリ鋼管の摩擦圧接技術
アルミ合金の摩擦圧接で引張強度確保

キタガワの摩擦圧接機の特徴

1台で多様な形状に対応

異種/異形材の 圧接

高い再現性

安定した位置決め精度

2面同時摩擦圧接

高い寸法精度

母材同等の引張強度

ラインの自動化に対応

圧接可能な材料一覧

出典元:一般社団法人摩擦接合技術協会

接合例

摩擦圧接機で接合した加工サンプルです。掲載しているもの以外にも接合可能な材質はございます。
テスト加工も承っておりますので、接合したい材料がございましたらお声がけください。

船用シャフト
S35C + SUS304
プラント用配管
アルミ合金+ステンレス

鉄筋材
S45C + SD390

弊社NC円テーブル部品
高力黄銅 + S45C

圧接に関するデータ

断面画像

硬度分布

引張試験

摩擦圧接の種類

1面圧接

摩擦圧接は一方の部材を高速で回転させ、圧力をかけることで接合面を発熱させて接合します

回転による摩擦で部材が軟化し、約1100℃~1200℃まで温度が上昇します。その後、回転を止め、加圧を続けて軟化した面同士をしっかりと結びつけます。これにより、部材同士が強力に接合されます。

2面同時圧接(特許 センタードライブ技術)

2面同時圧接とは、部材の両端にある接合面を同時に摩擦圧接する技術です。中央の回転部材が高速で回転し、両端の固定部材に対して圧力を加えることで、接合面が摩擦によって発熱し、軟化します。

この状態でさらに圧力を加えることにより、両端の接合面が同時に高精度で結合されます。

2面同時圧接は1面圧接と比較して高い技術力が求めれます。北川鉄工所では独自のチャック技術などを駆使して、技術を確立することに成功しました。

キタガワ製の4つの特徴

強み1 カスタマイズ力

ご要望に応じて、設備をカスタマイズするサービスを提供しております。まずはお客様のご要望お聞きし、ベースとなる装置をキタガワ製品の中からお選びします。そこから最適な仕様と機能を組み合わせ、お客様専用の摩擦圧接機としてカスタマイズ設計します。

また、設計段階から導入後のサポートまで、トータルで対応することで、信頼性の高いカスタマイズをご提供します。

特徴2 チャック技術

国内シェア60%を誇るキタガワチャックは、チャック部門と連携して摩擦圧接に適した専用チャックを搭載しています。

小径の場合は、キタガワ製の回転シリンダを使用し、「掴む・回す・止める」を高精度で提供します。キタガワの自社製チャックを使用することで、メンテナンスのしやすさや精度、治具交換の簡略化に強みがあり、形状や材質、把握傷の有無に応じた最適な提案が可能です。

特徴3 高い同軸精度

キタガワではボールスプラインを採用し、駆動部をワークと同軸上に配置することで、ワークの倒れ幅を大幅に低減し、芯ズレを最小限に抑える設計をしています。

特徴4 シンプルな操作パネル

操作しやすいよう、大きめの12インチを搭載。装置の不具合を防ぐため、予防保全として、装置を立ち上げた際には必ず点検項目を表示。

導入事例

北川鉄工所の摩擦圧接技術は、多岐にわたる業界で導入され、高い信頼性と効率性を実現しています。

自動車部品や航空宇宙分野など、精度が求められる製造工程において、その優れた接合性能が多くの企業から支持されています。今回は、実際に摩擦圧接を導入した事例を通じて、その効果とメリットをご紹介します。

導入サポートについて

テスト加工
設置
導入時レクチャー
アフターケア